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10/26(火)ドラマシティは広かった
ファントマ公演「三蔵」が無事終了。千秋楽は満員の座席。何百人もお客さんが入っている劇場は壮観な景色だ。役者からも照明からも音響からも客席からもエネルギーが溢れ渦巻いていて、圧倒される。私は舞台をちゃんと観る暇がなかったけど、お客さんが喜んでいてくれたら嬉しい。
受付は久々にてんやわんや。お手伝いさんが大人数で、上手に切り盛り出来なかった。せっかく参上したお手伝いさんを、何度も手持ちぶさたにさせてしまい、申し訳なかった。反省してます。ごめんなさい。次回はちゃんと持ち場のシフトを組みます。。。
で、ずっとドラマシティにいたのだけど、楽屋と舞台ソデとロビーを走り回って、私の足がパンパン。普段、運動不足の成果だ。まんまと3キロ強痩せた。自分でも驚き嬉しい。で、打上げで飲んで帰り、何十時間も寝たら、2キロ強戻った。結局ほとんど元通りじゃん。素直な体重変化をする私の体。スリムさを維持して欲しかったのに、お腹がポコンと出ている気がする。引き締めたい。

プライベートで嫌な事があって、ちょっくら寂しいよ。まあ、こんなところに書いてもしょうがないけど。

新潟の地震が心配。心配してお腹が痛くなる。
阪神淡路大震災の時、惑星ピスタチオは「破壊ランナー」公演の千秋楽を終え、打上の終わった朝だった。キャラメルボックスの加藤さんが心配して電話をかけてきてくれた事を思い出す。その後、お水やなんや送ってくれたり、翌月にはもう次回公演を控えていた我々を励ましてくれた。今、改めて思い出して感謝。
ともかく、家が大地ごと揺さぶられる恐怖といったらなかった。そんな恐怖を味わっている新潟の人たち・・・子ども達に早く安心出来る生活が戻るよう祈る。
自分に出来ることが、あまりにも小さくて少なすぎてヘコみ気味だ。





10/19(火)明日からドラマシティ
パソコンに向かいっぱなしで腰が痛む。
時々立ち上がるとヨロヨロしている。退化だ。人間の体も退化するのだ。ヤバイよ。体の痛みのせいか夢見が悪い。ほとんど演劇がらみの夢だ。悩める知人ばかり出てくる。起きたらしばらくボーっとしてしまう。マズイ事態だ。しかし仕事は順調になり始めてる。厄年が終わろうとしているせいだろうか?いい年の瀬を迎えられるよう、もう一踏ん張り。のびをして朝日を浴びる。

明日からドラマシティに行く。例によってファントマの受付お手伝い。今度の大劇場公演で、えん魔さんも一層の気合いをいれている様子。たくさんの人に観に来て欲しい。私がご用意する当日券が、たくさん売れると嬉しい。だから興味のある人は是非。切なく甘く激しいハードボイルドがお待ちしております♪そういや先日、稽古場でオープニング映像を見た。格好いい。大画面で流れる事を想像するとドキドキしちゃう。ドキドキしちゃうけど「私(登紀子)の名前が入っていない!寂しい!」とか思った。思ったけど、私は劇団員じゃないっつーの・・・ただの受付お手伝いである。当たり前の事だ。厚かましいことをよくぞ思ったものだ。普段自分で色々やりすぎて、つい自分の公演と錯覚したのか。。。うぬぼれてはいけない。自戒。とにかく上手に受付をして役立とう。

今日惑星ピスタチオのオマケDVDケース見本到着。予算を削ったとは思えない、むしろアイデア勝ちといえるカッコヨサ!!(←早速うぬぼれ!?) 愛娘(8才)に自慢したら(←だからうぬぼれちゃダメだっつーの・・・)、「いろがジミじゃない?」と言われてしまう。。。いやいや、この潔さがピスタチオであり、荒削りでもパワーがダイレクトに感じられるのモノはそうそうないし、とてもイイコトなんだよ、とかゴチャゴチャ説き伏せる。。。きっと元劇団員達は一様に喜んでくれるはずだ。信じてる。
ともかく、ケースについてだけど、実は去年デザイン済みだったのだが、中身のDVD編集が滞ってしまい、(保管が大変だから)ケースだけ作る訳にもいかず、印刷をずっとストップさせていた。やっと印刷があがり感慨もひとしお。プロデューサーとして鼻息が荒くなる程ズシリと手応えを感じる。明日にでもデザイナー・黒田氏の元へ届ける予定。アレコレ我が侭な要望をよくぞ形にしてくれたものだ。感謝。

しばらくはまだ忙しい日々。忙しいと言っても嬉しい事ばかりなので、考えるだけでゾクゾクする。
そういや、ファントマ公演が終わったらすぐ末満健一が出演するアンテナ劇場の公演が大阪某所にて始まる。10/29〜31・・・なってこった、東京某所で行われる保村大和ひとり芝居とスケジュールだだかぶり!! 西へ東へ奔走できるだろうか? しかもこの時期は惑星ピスタチオDVD発送の時期でもある。体が二ついる。それか睡眠時間を削るしかない。。。ウム。。。それはキツイな。どうしよう。大阪のアンテナ劇場は観に行けるだろう。でも東京はどうだろうか? 彼は私の演劇人生にとって大切かつ尊敬する友人でもある。大和の芝居はいつだって凄い。いつだってかつて観たことのない重量で責めてくる。そんな彼が文字通りひとりで作るひとり芝居。これを観ずして11月は迎えられない。なんとしてもスケジュールをやりくりせねば・・・。

最近、日記が長文になってきた。饒舌なのはハッピーな証拠かも。でも読みにくいかな?





10/13(水)深夜・愛娘のことをグダグダと・・・
今日の夕方は、久々に愛娘・京花に連れ回される。
遠足のおやつを買いに行き、駄菓子屋でぴったり200円分(消費税の値上げをしていないので大量に買えた)お菓子を購入。口の中が恐ろしく紫色に染まるモンスタースタンプがお気に入り。あからさまに体に悪そうだ・・・。
その後、TSUTAYAがレディースデーなのでDVDを借りたいと言い張り、「スパイキッズ3」を借りる。劇場に観に行ってるのに・・・と思いつつ、レディース料金でレンタル。店員さんが3Dメガネをくれたことにも感謝しつつ、帰宅して早速再生。「家の中で本当に3D映像が見えるんだね♪京花、借りるまで信じられなかった〜♪」と喜んでいる。私は疲れていてまたたくまに爆睡してしまったが、起きると3Dメガネをかけたアラレちゃんみたいな娘が、私の腕の中に丸く収まっていて、楽しそうに画面を見ていた。なんかとても幸せで暖かい気分。

先月8才の誕生日を迎え、「もう、おねえちゃん♪」だと言っているが、まだまだ幼く感じる愛娘。
この夏、かなり体重が増えて「京花、ダイエットしなくちゃいけないかな」と本人は気にしている。ガリガリで産まれた(2400gだった)ことを思うと私にとっては喜ぶべき成長の証。
深夜にベッドを覗くと、必ず布団から小さい足が飛び出している。マメ粒みたいな指。まるっこいピンクの足の裏。なんとも言えず可愛い。
寝ている彼女の布団にもぐりこみ、頭に鼻をおしつけると、いまだにミルクの匂いがする気がする。もちろん、気のせい。彼女が赤ちゃんの時の記憶が私の脳に焼き付いていて、私の五感を錯覚させているのだろう。錯覚にしろ、私はとても安らかな気持ちに包まれる。

この夏、酷かった彼女のアトピーは治まりつつある。色々アドバイスのメールなど頂いて努力したけど、なにより一緒に過ごす時間が増えてからテキメン良くなった。やはり寂しい思いをさせて、ストレスをかけていたのが悪かったのだろう・・・と思わずにいられない。
彼女からもらったお守りには、「一緒にいられますように」でなく、「ままが びょうきに なりませんように」と虹の絵と共に書いてある。それが彼女の願いだ。子供に心配をかけるなんて、母としてサイテーだと思ったりする。忙しくしていていろいろ申し訳ない。子供とは、なんと健気なのだろうと胸を打たれた。

DVDセットがようやく出来上がりつつある。ゴールが間近だ。思わず随分時間がかかってしまった。いろんな人に迷惑をかけた。段ボールを見上げると、夢を見ているような気持ちになる。
愛娘も出来上がりを楽しみにしている一人。ケースを見て「かっこいいね」と誉めてくれた。
発送が終わったら、夕方、彼女が学校から帰ってから寝るまでの6時間を出来る限り一緒に過ごせるよう努力しよう。
親を恨むような娘ではないと思うが、「ちいさいとき、寂しかった」という記憶はないに越したことはない。楽しい毎日であって欲しい。





10/10(日)深夜
9日はスクエアのトークライブに出演してきました。企画・製作のキャリアはあっても、トークキャリアのない私。 いや、キャリアと実力は関係ないもんだけど・・・とにかくトークは難しい。ボヤボヤ喋ってるだけで、時間がきちゃいました。なぜスクエアさんが私を呼んでくれたかは謎のままだけど、また機会あれば是非リベンジ。 で、トークイベントなのにプチシャトナー研を決行。 わりとエエ話(プロット)をシャトナーが思いついていて、とにかくやってみたのだが、とても良かった。 スクエアのメンバーも、シャトナー研が初めてとは思えないうまさ。 イベントに出演しながら本気で、「スクエアとシャトナー研出来るぞ。するとしたらいつ頃がいいかな」と算段したりするところが、職業病丸出し。イベント終了後は、お客さんと談笑。ちょっとビールを飲んだだけで、いつも以上に酔いがまわり眠たくなる。久々にお会い出来た人もいたのに、頭が・・・。しばらくアルコールは自粛しよう。お客さんが喜んでくれたのか、気にしつつも、楽しい一日。

今日は母の誕生日パーティーがあった。誕生日というのに、一番忙しく料理したり片付けしたりするの母本人だ。毎年、孫の世話と料理で落ち着く間もない様子。申し訳ない。来年は改善しなくては。。。で、夢中で飲み食いしていて、うっかり保村大和の出ている「新選組」を見損ねる。再放送を見なくちゃ。

最近は夜9時にとんと眠くなる。風邪薬のせいなのか、疲れの為なのか分からないが、ともかく体の欲求に身を任せて睡眠。たいてい夜中に目が覚めて、やり残した仕事などするのだが、夜10時〜午前2時の「お肌の回復するといわれる時間」に寝ているせいか、少しツルツルになってきて嬉しい。何より、夜に家にいられるというのは、いいもんだ。

DVDのケースが一部到着。我ながら、シンを貫いた格好いいケースに出来上がっていると満足する。嬉々として1セットだけ組み上げ、シャトナーに見せびらかす。もう一種類到着したら発送だ!!郵便屋さんの準備も着々進んでいる。早くご予約の皆様にお届けしたい。





10/8(金)深夜の駄文
「アプリコットバス百貨展inOsaka」が無事終了した。とても充実した二日間だった。
腹筋善之介は、前日まで「来れても2時間ぐらい」と言っていたので、もしかしたら(上映時間にまるかぶりになって)トークに出る暇がないかも・・・と思っていたが、彼なりに予定を無理して参加してくれたようだ。遠坂百合子も二日目は来れない予定だったが、4回目の上映後のトークに滑り込み間に合った。 宇田尚純は全く無理なハズだったけど、最後の上映会中に劇場に到着---プチトークとロビーうろつき隊に参加してくれた。まるまる予定を空けてくれた西田シャトナー、保村大和、末満健一の三人だって、暇だった訳ではない。やっぱり無理矢理スケジュールをくんでくれた訳で、誰もがノンギャラの参加である。ダメもとでも、声をかけてまわってヨカッタ。みんな優しい。
とにかくこれだけ元メンバーが揃うのは解散以来である。久々に会えたメンバー同士は本当に嬉しそうで、それだけでも企画を強行した意味があると思ったりした。
関係ないが、グッズなどの売り上げで「アプリコットバス百貨展in東京」などの軍資金を稼ごうとヨコシマに考えていたが、思ったよりは収入は少なかった(笑) 残念だけど、まあ仕方がない。別の予算からひっぱってこよう。

いろんなお客さんが、私に声をかけてくれた。裏方に徹してきているので嬉しいやら恥ずかしいやら。私は役者じゃないから写真撮影などにも慣れていず、僭越ながら、とにかく笑顔でパシャパシャ写る。ロビーではキリッとするよう、心がけているが、内心は火が出る程恥ずかしい経験である。どんな写真になったんだろう?気になる。現像出来たら私のメモリアルの為にアプリコットバスまで送ってくれるよう、頼めば良かったなー。ちゅうのも、忙しくて全く写真が撮れなかったのだ。。。あと、サインもいっぱしに求められて、一応署名のようなモノを書かせていただく。「私のサインや写真など、本当に欲しいんだろうか?喜んでくださってるのだろうか?」と懸念しつつも、役者には「お客さんに求められるがままに宜しくね〜」なんてお願いしている手前、断るのは無礼な話なので一所懸命書く。
私って・・・いったいどうゆうポジションに見えるんだろう?と真剣に考えてしまう。とにかく恥ずかしいからといって、おちゃらけてしまう自分を改善したい。苦労を見せるのもみっともなくて嫌なんだけど、こんな風にヘラヘラ笑うよりもっと、いいバランスがあるはずだ。
そうそう、明日はスクエアのトークライブに出る。遠坂百合子に電話で「私なんかシラナイお客さんがほとんどだから、なんか恥ずかしいなー」というと、「そお?トコちゃんは私の中では相当有名人だよ」と言っていた。。。それは彼女が私をよくしっているダケの話だろう・・・とツッコミをいれつつ、彼女の人のヨサに慰められてお礼を言う。よし、私を初めて知るスクエアのお客さんに、喜んでもらえるよう努力しよう。

話は戻って・・・、今回の「アプリコットバス百貨展」はHEP HALLの●山さんが賛同してくれなければ実現しないことだった。氏のおかげで思い出深く、意味のあるイベントをうつ事が出来た。共同主催といえば、HEP HALLの宣伝をして、人をたくさん呼ぶのが先方のメリットなのに、「アットホームな感じで(シークレットな感じで)楽しみたい」という意図をくんで、尽力を尽くしてくれた。深くは書けないがちょっと考えられない協力体制である。HEP HALLの心意気が無ければ、実現していなかったイベントである。おかげで和やかであり、ささやかであり、皆が楽しめるイベントになった。感謝しきり。今後、応援してもらった恩返しを出来る自分になりたい。





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