5/9(月)
5月8日の母の日のこと。
2003年の11月、少し早い愛娘・京花へのクリスマスプレゼントとしてペットショップでジャンガリアンを買った。何百匹もいる中、希望のメスでも毛色でもなかったけど、唯一手のひらに乗ってきたハニーちゃんを選び、彼は我が家にやってくる事になった。
そうして1年半、昨日までとても元気だったハニーがエサ入れの中で息も絶え絶えに、ぐったり横たわっていた。
夜だったので、開いてる動物病院も見つからなくて・・・ハムスターに詳しいボランティアスタッフ・Mさんに電話したり、自分なりに手当をしたんだけど・・・・・・・願いは届かず。
京花の手のひらに包まれたまま、息を引き取った。
体が冷たくなって、ようやく彼が天国へ行ったんだ悟った京花は涙がとまらない。
綺麗な箱に種とお花とかかいろいろ詰めて、ハニーを横たえると、眠っているようにしか見えなかった。京花が「生き返るかもしれない!!」とかたくなにフタをするのを嫌がったので、「じゃあ明日までまっていようね」とそのままカゴにそっと置く。
京花は泣き寝入りしたけど、眠れない私は何度もカゴをのぞいて、元気な頃を思い出しては涙が溢れる。目眩がするのか、京花が言っていたように時々息を吹き返した錯覚におちいる。
私がこの歳になってこんなにボロボロに泣いてしまうとは・・・。
私がこんなにこの小さな彼を大好きだったとは・・・・サミシイ。
翌日、嫌がる京花を説得して、家族に手伝ってもらいながら庭に埋めた。
花びらで布団をつくり、花びらでフワフワに覆ってから土をかけてく。
京花はとてもツラがって見ようともしない。
最後に集めてきた綺麗なバラの花びらを、そっとかけていた。
まだ振り返ると涙が溢れてくるんだけど、ハニーはこれから思い出の中で生きていく。
私たちは最高に楽しくて素敵な思いをもらっている。
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